老犬

abcdefghik2006-03-06

早朝からどこかで犬のウオー、ウオーと悲鳴のような鳴き声が聞こえていた。明るくなって外へ出てみると、田んぼの真ん中で泥沼の中にはまり込んで抜けられないようになっていた。さっそく雨靴を履いて田んぼに入り、あぜまで連れ出して我が家につれって帰り、温かい牛乳と餌を与えたら、少し元気を取り戻した。よく見ると老犬で後ろ足が不自由なようである。また、近所の犬によく似ているので、その家に言ってみるとやはり犬はいなかった。家も留守でだれもおられない。あまりにもかわいそうなので、一日中預かることにした。しかし、犬を飼う以上は愛情を持ってかわいがってほしい。